「うちの子は大丈夫だと思っていた」
そんな言葉とともに、闇バイト問題は社会的な不安のひとつになっています。

最近はSNSゲームのチャット機能を通じて接触されるケースも話題になり、普通の子どもでも巻き込まれる可能性があることも大きな問題となってきました。

この記事では、親世代が知っておきたい闇バイトの見極め方・子供との距離感や、家庭でできる対策についてご紹介していきます。

闇バイトってどんなもの?

闇バイトとは、高額報酬をうたって人を集め、犯罪行為へ関与させるケースを指して使われることが多い言葉です。

現在も、SNSやメッセージアプリを通じた募集が問題視されています。

また求人情報に載ってしまっているのも問題が大きくなっている状況です。
求人サイト側も掲載時点では違法か判別しにくい状態となってしまっており、より問題が深刻化している状態です。


簡単な荷物運び」「短時間で高収入」など、一見普通のアルバイトのように見える場合もあるため、子供側が危険性に気づきにくいことも。

SNSやゲーム経由で近づくケースも

最近はInstagramXだけでなく、ゲームチャットDiscordなどを通じて接触されるケースも話題になっています。

特にオンラインゲームでは、仲良くなった相手との距離感が近くなりやすく、警戒心が薄れやすい場合もあるようです。
ゲームは悪いことではないものの、通話必須でのゲームが流行しているため、そこに闇バイトの関係者が目をつけてしまったようです。

だからといって友達同士の間に余計な口を挟むと、親子同士喧嘩にはなってしまいますよね。
親はハラハラするばかりかと思いますが、こうした部分も闇バイト側が目をつけた理由なのではないかなと言われています。

また「相談に乗る」「困ってるなら助ける」という形で近づくケースもあると言われています。
わざと家庭環境が悪い子供に近づくケースも。

闇バイトはXやSNSでのつぶやきも見て近づくかどうか判断もしている可能性も。
子供にはSNSにつぶやく内容にも気をつけてほしいところですよね。
ですがそれをうるさく言ったところで聞く耳ももたなくなっている状態のご家庭も多いかと思います

なぜ子どもが巻き込まれるの?

闇バイトをやってしまう子供たちの背景には、お金への不安や承認されたい気持ちがあるとも言われています。

すぐ稼げる」「誰でもできる」という言葉は、社会経験のある大人ならば騙されない人が多いでしょうが、まだ世間を知らない子どもの心へ強く刺さる場合があるんです。

また「悪いことだと思わなかった」「断れなくなった」というケースも。

悪い子だから巻き込まれるとは限らない、と指摘する専門家もいらっしゃいます。

親が気づきたい小さな変化

もちろんすべてが危険サインというわけではありません。

ただ急に高価な物を持ち始めたり、スマホを極端に隠すようになったりした場合は
少し注意して様子を見ることが大事です。

特に気をつけたいのは以前の子供と違う変化となります。

  • 夜中に親の知らない相手と通話している
  • 急に外出が増えた
  • 画面を隠すようにする
  • 別アカウントを作るようになる
  • 通知を消すようになる
  • 高価なものが増える
  • 現金を持つようになる
  • 振込の仕方や銀行などそういった話題がでるようになる
  • 世間を知ったような口ぶりになる
  • 夜に外出したがるようになる
  • 荷物の受け取りが増える

このように、小さな変化が闇バイトを見つけるきっかけになる事もあるようです。

また情緒が不安定となったケースも報告されています。

  • イライラ
  • 急に無口
  • 焦ってる
  • 怖がってる
  • 睡眠乱れる 

闇バイトは普通のバイトを装って人を集めてから「脅す」場合があります。
その時は「親を殺す」「身内に手を出す」など酷い言葉で脅されるため親に相談できなくなるケースも。

ただ脅されているケースだと情緒が不安定になりやすいため、子供の些細な変化に気付けるようにしましょう。

※ただし、決めつけや強い監視は、親子関係の悪化につながる場合もあるため注意が必要です。

家庭でできる予防と会話

最近は、知らない人と話さないだけでは防ぎにくい時代になっています。

だからこそ「困った時は怒らず話を聞く」という親側からそういった空気を作ることを大事にしましょう。

厳しく監視するよりも

  • 困った時に相談できる
  • 変な話がきたら共有できる
  • 怒られずに話せる環境を作る
  • 心配や不安で子供の行動を縛り付けない
  • 監視するようにあれこれ聞きすぎない

こうした空気づくりが大切になります。
また普段の話題で怪しすぎるバイトについても世間話のようにしておくと良いでしょう。
説教ではなくあくまで世間話のひとつです。

親世代でも「アットホームな職場」は危険など、一部の職場では確かにそういったケースがありますので、世間話で広がりましたよね。
そのように「短時間で数万円はありえない」や「即日現金は闇バイト以外ないよね」など世間話として盛り込むと、子供への注意喚起として聞く耳を持ってくれる場合も多いんですよ。

高額すぎる話を疑う習慣

先ほどもお伝えしたように「短時間で数万円」「簡単に稼げる」は危険サインとして話題にする家庭もあります。
危ない!だけで話を終わらせず、子供にも「どんなバイトが闇バイトだと思う?」など
闇バイトのニュースが流れた時に、聞いてみたりすると良いでしょう。

ゲームやSNSを禁止だけにしない

完全禁止より、どう使っているか会話するほうが安心感につながる場合もあります。

  • どんなゲームをしているか
  • 誰と遊んでいるか
  • どんなSNSが流行っているか

を親も少し知っておくことで、子どもが話しやすくなる場合もあるようです。
「最近そういうの流行ってるんだね」と会話できる空気感も大切かもしれません。

相談先を共有しておく

警察相談窓口や学校など、困った時に頼れる場所を事前に話しておく家庭も増えています。
また相談しても怒られない安心感がとても大事です。

子ども側は

  • 怒られる
  • スマホを没収される
  • 否定される

と思うと、怖いことが起きても隠しやすくなる場合があります。

だからこそ「変なDM来たら見せてね」「困ったら一緒に考えよう」と、相談できる場所として家庭を感じられることが、予防につながっていきますよ。

SNSではどんな不安が広がっている?

SNSでは「子供を怖がらせるだけでは逆効果かもしれない」と、親子で話す空気づくりを重視する声も見られています。

子どもたちが大人以上にSNSやオンライン世界へ触れる時代になっています。

だからこそ危険を全部遮断するより、困った時に戻ってこられる場所を作ること、SNSの知識をしっかりつけることが大切だと考える人も増えているようです。

子どもを守るために必要なのは、監視だけではなく、安心して話せる関係なのかもしれません。

大人も子供も気をつけること

子供だけじゃなく大人も騙されていることが多い闇バイト
だからこそ大人も子供も気をつけるべきことをご紹介していきます。

当たり前ですが個人情報を送らない

  • 身分証
  • 学生証
  • 顔写真
  • 住所
  • 学校名

を送らせて、あとから脅すケースもあるようです。
「本人確認だけだから」と言われても慎重に。
SNSでは推しの物を譲渡したりライブのチケットを交換したり
そういった事も増えています。

その際に個人情報を送ってしまい問題となる事も。
SNSで繋がる相手には簡単に個人情報を教えないようにしましょう。

ネットだけの相手を信用しすぎない

ゲームやSNSって、毎日話してると友達感覚になりやすいんですよね。
ですが毎日話して仲良くなった相手でも

  • 年齢
  • 性別
  • 仕事

全部嘘の可能性があるんです。
実際に会ったことがない人は、誰しも嘘である可能性を秘めています。

例えば闇バイトじゃなかったとしてもSNSでなら理想の自分になれる、と
ボイスチェンジャーを使用し女となる人も多いですよね。


それは別に悪いことではありませんが、そういった理想の自分になれる手段を悪用する人間がいる、ということをもっと知っておいてもらいたいんです。

優しい人=安全
ではないって知っておくのが大事だと言えます。

少しでも怖かったら離れる

通話をしていて少しでも違和感を感じたら離れるようにしましょう。
遊びを断って怒ったり束縛してくる人は、残念ですが闇バイト関係なく
「普通の情緒を持った人ではありません」
特徴としては

  • 圧をかけてくる
  • 急に口調変わる
  • 秘密にしようと言う
  • 今すぐ決めてと言う
  • 束縛したがる
  • ずっと遊びたがる
  • あれこれプライベートを聞きたがる

この辺が出てきたら距離を置きましょう。

ブロックで逃げても全然良いんです。

普通の感覚を持った人であれば断っただけで怒りません。
「用事があるんだね~また遊ぼう」ぐらいで終わります。

連絡がないだけで圧をかけることもありません。
束縛思考は恋愛心理としてはありますが、付き合ってない男女でそれをやりはじめる人は、少々おかしい人です。メンタルが安定しているとは言えません。

また急に距離を詰めてきたり会いたがったりする人にも注意が必要。
「住む場所近い」「今度遊ぼう」など気をつけて距離をとるようにしましょう。

ただ何年も繋がっていてどうしても会いたい人だった場合は
すぐ対応してもらえるよう

  • 親や周囲の人に会う相手を伝えること
  • 人が多い場所で会うこと
  • 可能であれば誰かリアルな友達や身内についてきてもらうこと(ネットの関係の人はNG)
  • 緊急連絡のかけ方を覚えておくこと
  • 二人きりになる場所に誘われたらしっかり断ること

どんなに仲良くなった相手でも、初対面の場合はちゃんと危機感を持つようにしていきましょう。

1人で抱え込まない

もし変な話がきても、一人で悩まないようにしましょう。

  • 学校
  • 信頼できる大人
  • 警察相談

可能な限り、早めに周囲に相談しましょう。

最近は「怒られるから言えなかった」ケースが多いので親は話してくれたことをたくさん褒めてあげてくださいね。


そもそも怒る要素なんてないんです。
騙すほうが悪いんです。
大人でも騙される嘘を子供がなかなか見極めることなんてできません。
話してくれたこと、怪しいかもって気づけたことに喜んでくださいね。

「断ったら終わり」じゃない場合もある

またこのSNS関係で怖いのが

  • 個人情報送った
  • 断れなくなった
  • 脅された

といったケースです。

でもその時も1人で抱えないほうがいいですよね。
警察や大人が入ったほうが安全です。

誰でも巻き込まれる可能性ある

ということ、今これを読んでいて相談するか迷っている状態の子がいるのであれば
巻き込まれたことは悪いことではないこと。
大人へ相談するのが大事なこと。
怖がりすぎなくて良いこと。
個人情報を渡してしまったことを罪に思うかもしれないけれど、怖い態度や圧をかけられたら恐怖で渡してしまう心情があることは仕方ないことなんです。

だから自分を責めすぎず、必ず周囲に相談してください。
万が一伝えた大人が怒ったとしても、頑張ったことをたくさん自分自身で褒めてあげてください。

もう脅されているケースの場合

この場合は最悪のケースではありますが

  • 個人情報を送ってしまった
  • 脅されている
  • やめたいのに怖い
  • 家族に危害と言われた

みたいな状態なら、1人で対応し続けないのがかなり重要です。

脅してくる側は

  • 怖がらせる
  • パニックにさせる
  • 逃げられないと思わせる

ために強い言葉を使うケースがほとんどです。

でも実際は、早めに警察や大人へ相談したほうが安全なんです。

1人で会いに行かない

  • 指定場所へ行く
  • 荷物受け取る
  • お金運ぶ

などを言われても、絶対に1人で動かないことが大切。
友達と一緒に行くのもだめですよ。

未成年なら

  • 学校
  • 警察
  • 少年相談窓口

などへ連絡しましょう。

日本では警察相談専用電話 #9110 にかけましょう。
緊急性が高い場合は110番で大丈夫です。

大事なのは証拠を消しすぎないこと

怖くてやり取りを全部消したくなるけど

  • DM
  • 相手のアカウント
  • 振込履歴
  • 通話記録

が相談時に役立つ場合があります。

スクショ保存するのも大事です。

家族側が大切にしたいこと

もし子どもから相談された時は何度もお伝えいたしますが

  • 強く責めすぎない
  • パニックで怒鳴らない
  • 話してくれてよかったを先に伝える

難しいかもしれませんが、話してくれることが危険回避への道なんです。

相談したら終わりじゃなく、相談したから助けを増やせる状態が作れます。
※この記事は一般的な注意情報です。実際に脅迫・犯罪被害の危険がある場合は、警察や専門窓口へ早めに相談してください。

また外出先を見張られる場合もあるようです。
その場合は

  • 病院
  • コンビニ
  • 交番
  • 学校
  • 大人がいる店舗

など、人がいる場所へ移動して助けを求める方法があります。

体調不良を感じた時や不安が強い時は、医療機関や信頼できる大人へ「脅されている」「怖い」と伝え詳細を話しても良いでしょう。

危険を感じる場合は無理に指示へ従わず、警察や保護者へ早めに相談してくださいね。